原子爆弾とは〜注61

公開: 2019年9月3日

更新: 2019年9月xx日

注61. 汪兆銘のねらい

汪兆銘は、最初、中華民国を建設した孫文の下で、蒋介石と一緒に新国家の建設に邁進(まいしん)していました。しかし、建設すべき国家の像や、建設の仕方などに関する意見の対立から、中華民国政府から分かれて運動を続けることにしました。その後、中国を離れて、最終的に当時はフランスが支配していた現在のベトナムのハノイ生活していました。その時点でも汪兆銘は、彼が理想とした国家の建設を夢見ていました。彼の理想とした国家の運営には、袂(たもと)を分かったかつての同志である国民党の蒋介石に任せることが理想だと考えていたようです。

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